自動車メーカー再編の動き



日本の自動車メーカーは、1980年代終わりごろから1990年代の頭ぐらいまであった景気の良かった時代に少し調子に乗って手広い商いをするようになってしまい、その後のバブルの崩壊、リーマンショックなど景気の急激な悪化に対応するためにいろいろな手段を講じてきました。

これは何も日本だけでなくアメリカやヨーロッパ方面でも時期は違うものの景気の悪い時代を何とか乗り越えようと様々な対応策をとってきました。

その対応策の一つとなるのが国内あるいは外国籍の自動車メーカーと手を組むことです。

一番極端な例が日産とルノーの関係、日産がもう少しで倒産してしまうのではないかといわれていた時にフランスの自動車関連グループのルノーが日産を吸収し、子会社とすることで日産としては復活することになりました。

国内でも過去にトヨタが業績悪化の一途をたどるダイハツを子会社化し、見事復活を遂げました。

これらは企業ごとそっくり吸収するという形をとっていますが、そこまではしないものある技術の提供やOEM車の供給、共同開発などの手段によって、無駄なコストを省いて企業の経営を楽にしようとしているのです。

国内の自動車メーカーで今一番忙しい動きがあるのはトヨタとスバル、共同開発第一号車であるラクティス・トレジアに始まって、生産をスバルに丸投げした86・BRZ、トヨタからのハイブリッド技術の提供など様々なことを行っています。

国産自動車メーカーと海外自動車メーカーとの動きも活発で、トヨタとBMWでは共同開発を行うようになりましたし、日産はダイムラー(メルセデスベンツ)からエンジンの供給を受けています。

マツダも次期ロードスターをイタリアのフィアットとの共同開発によって作ることが決まっています。

ここのところ大人しい三菱もルノー・日産・三菱連合を組んだことによってルノーの技術提供やパーツの提供などを受けながら新しいモデルを作る予定があります。

航空機の世界ではスターアライアンスという多国籍航空会社が手を組んでいますが、自動車の世界でも国籍問わずいろいろな自動車メーカー同士のつながりが強くなりつつあります。